子ども用GPSでおすすめは

子どもの現在地の把握

子どもが学校に到着したか、学校を出発したか。
無事習い事の場所に着いたのか。いまどこで遊んでいるのか。
小学生の子どもを持つ親として、心配は絶えません。

そんな心配を解消する方法として、GPSによって現在地を把握する方法があります。

子ども用GPSの選び方

スマホではなくGPS端末

スマートフォン(スマホ)にはGPSが搭載されています。

そのため、子どもにスマホを持たせた上で設定をしてあれば、
親は自分のスマホから子どものスマホの現在位置を把握することが可能です。

しかし、多くの小学校では、スマホの持ち込みを禁止されています。
また、小学生にスマホを持たせることに抵抗がある人もいるでしょう。

そこで候補として挙がるのが、位置情報の把握を目的として開発されたGPS端末です。

小学生の子どもがいる我が家では、子どもが小学校1年生の時に
「GPS BoT」というGPS端末を持たせています。

2~3年前の当時は「GPS BoT」一択の様な状態だったのですが、
今はサービスが増え選択肢が増えています。

GPS端末(位置情報サービス)

GPS端末は2020年現在、次のようなものが出ています。

  • どこかなGPS(ソフトバンク)、
  • GPS BoT(ビーサイズ)、
  • みもり(マチコミ)、
  • ファミリードット(ソースネクスト)、
  • いまどこちゃん(楽天市場)
  • ココセコム (セコム)

主なサービス内容は、
現在位置の確認と移動履歴の確認、
あらかじめ登録した場所への到着時や、出発時の親のスマホへの通知です。

学校や友だちの家など、よく行く場所などを登録しておけば、子供の行動を自動的に把握できます。

料金体系は、
どこのサービスも、初期費用+通信料(月額)という仕組みになっています。

どこかなGPS (ソフトバンク)

ソフトバンクの製品ですが、位置情報をチェックする親のスマホは、ソフトバンク以外でも利用できます。

  • 登録場所への到着や出発を通知
  • 端末の通知ボタンを押し、現在位置を親へ通知
  • Bluetoothによる、親スマホから距離が離れたときの通知

端末本体についているボタンを押すと、
端末側(子ども)からその地点の現在位置を親のスマホに通知できます。

親側から位置情報を確認する機能しかない他社の子供用GPSと比べて、大きなメリットです。

お迎えの連絡や待ち合わせの際に通知を出して利用したり、
ルールを決めて緊急時の連絡手段としても利用できます。
例えば、短時間で連続した位置情報を通知したら緊急事態というようなルールを決めて利用できます。

また、親のスマホとBluetooth接続の設定をすることで、
親のスマホから一定の距離が離れたときに親のスマホに通知がくるようにする機能があります。

GPS BoT (ビーサイズ)

  • 登録場所への到着や出発を通知
  • 普段の行動エリアを逸脱した場合に通知

独自機能として、普段の行動エリアをAIが判定し、
行動エリアを逸脱した場合に通知する機能があります。

https://www.bsize.com/bot/gps

みもり (マチコミ)

不審者情報システム「マチコミ」が開発した見守りサービス。

GPS端末には、通知ボタンが装備されています。

  • 登録場所への到着や出発を通知
  • 端末の通知ボタンを押し、現在位置を親へ通知
  • 「危険エリア」や「不審者情報」を音声で警告

独自機能としては、親が設定した「子供に近寄ってほしくないエリア」(危険エリア)に
子供が近づいたときや、不審者情報が寄せられたエリアに近づいたとき、
端末から「この先に行ってはいけません」と音声による警告が出ます。

ファミリードット(ソースネクスト)

  • 登録場所への到着や出発を通知
  • 乗り物移動時の通知機能を持っている。

いまどこちゃん (楽天市場)

  • 現在位置確認
  • 登録場所への到着や出発を通知
  • 端末の通知ボタンを押し、現在位置を親へ通知
  • スマホ側からGPS端末のブザーを鳴らす

GPS端末(位置情報サービス)の比較

上で挙げた中で、「いまどこちゃん」は、認知症の高齢者の徘徊などに利用することを
目的としたサービスです。
子どもに利用できなくはないです。

しかし、他のサービスと比べて料金が割高なので、あえて選ぶ必要を感じません。

ココセコムは、他のGPS端末と比べて料金体系が複雑です。
位置を検索する回数によって月額料金が異なります。

費用比較

肝心な費用を比較してみます。

  

どこかなGPS

GPS BoT

みもり

ファミリードット

いまどこちゃん

初期費用

13,200

5,280

8,580

16,368

5,500

月額

0

528

748

0

1,980

月額3年目以降

440

528

748

458

1,980

                 
1年間費用

13,200

11,616

17,556

16,368

29,260

2年間費用

13,200

17,952

26,532

16,368

53,020

3年間費用

18,480

24,288

35,508

21,868

76,780

4年間費用

23,760

30,624

44,484

27,368

100,540

ファミリードットの月額3年目以降の金額は、正しくは年5,500円。表では月額換算。費用計算には年額を利用。

機能比較

費用比較した中で、似たような価格帯のサービスの機能を比較してみました。

  

どこかなGPS

GPS BoT

みもり

ファミリードット

重さ:g

34

46

55

38

大きさ:mm

47 * 47 * 15.5

50 * 50 * 18

54 * 54 * 20

45 * 45 * 18.5

親への通知ボタン

×

×

ブザー・スピーカー

あり

あり

防水

IPX7

IPX5

IPX4

IPX5

更新間隔:分

3 / 5 / 10 / 30

1.5 / 3

1.5~2 / 3~5

3 / 5 / 10

履歴保存期間

3日間

1週間

3か月

24時間

通知エリア登録数

5

不明

100

不明

測位方式

衛星
Wi-Fi
携帯電話基地局

衛星
Wi-Fi
携帯電話基地局

衛星
Wi-Fi

衛星
Wi-Fi
携帯電話基地局

バッテリ容量:mAh

397

1400

1,300

800

最大連続利用日数

7日

1か月

3週間

不明

海外利用

不可

不可

不可

独自機能 離れた際のアラート 行動範囲をAIが自動学習 不審者情報を日本不審者情報センターと連携 スマホ側からGPS端末のブザーを鳴らす

バッテリー容量:
充電間隔が長い「GPS BoT」「みもり」は充電の手間がかかりません。

親への通知ボタン:
「どこかなGPS」や「みもり」のような通知ボタンが着いていると、
待ち合わせなどの際に利用できるので便利です。

更新間隔:
更新間隔が短いほどバッテリーの減りは多くなりますが、
現在地の把握がより正確になります。

車で移動している場合、更新間隔が3分間だと相当な距離を移動してしまいます。
車による連れ去りが心配な場合には、更新間隔が短い方が良いです。

おすすめ

費用の面からおすすめは、「どこかなGPS」です。

親への通知ボタンがあるのも良い点です。

親への通知ボタンは、子どもが小さいうちは使うことも少ないですが、
小学校3年生くらいになると、友達と遊ぶなど、子どもたちだけでの
外出が増えてくるので、あると色々と便利な機能です。

我が家では「GPS BoT」を利用していますが、通知ボタンが欲しいと思ったことが何度もありました。

「どこかなGPS」は、バッテリー容量が少ないので、
バッテリーの残量管理が面倒なのが欠点です。

利用環境によっては、利用日数が最大連続利用日数より大幅に減ります。

海外で利用するなら、ファミリードットの一択です。

我が家では「GPS BoT」を使用しています。感想を別の記事に書いています。
2018年頃買った旧式のGPS BoTですので、あくまで参考程度にしてください。

旧式BOTの感想

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