今年こそたきや漁へ
私の子どもは、浜名湖(浜松市)で行われる「たきや漁」が大好きです。
家族で招待され子どもを連れていく機会があり、それ以来、たきや漁の事が忘れられないようです。
2020年はコロナでたきや漁が行われなかったのですが、2021年は開催されるということなので、出かける機会が少なくなった子どもたちのためにたきや漁をやることにしました。
たきや漁とは
簡単に書くと、
夜の浜名湖で、浮かべた船の上から、銛(もり)でカニや魚を突いたり、網で魚をすくったりするのがたきや漁です。童心に帰って楽しむ大人の遊びです。
もともとは、たいまつを焚き魚たちを突いたのが始まりのようで、
そこから「焚き屋漁」→「たきや漁」と変化していったとのこと。
一般的なシーズンは、5月から9月までです。
たきや漁の詳細については、「たきや漁のサイト」をご覧ください。
このたきや漁、船1隻(4名まで)で料金が3万円するものなので、我が家では簡単には行けません。
そのため、できるだけ良い環境の時に行きたいので、参加時期選びに悩みます。
早めに予約を入れないと直ぐに予約がいっぱいになってしまい、後から日程を追加したり変更したりできない可能性が高く、これも参加時期選定に悩む要因です。
いつ行くか
たきや漁のサイトに月ごとの狙い目が書かれていたので、目安にしました。
また、天気出現率というものを見て、過去のデータ上、雨が少なさそうな日に予約を入れることにしました。
雨が降ると、キャンセルになる可能性が高いですし、キャンセルにならなかったとしても、水面に波紋ができ水中が見えにくくなってしまいます。
とは言え、最近は天気予報も当てにならないほど異様な天候が多いので、天気出現率も気休めにしかならないと思っています。
たきや遊船概略
たきや組合ホームページ
漁期 5月~9月
※4月及び11月以降は直接なじみの船頭に申し込んでください。
漁をする時間
日暮れ後に漁を開始、90分ほどの漁をします。
たきや遊船での主な漁獲物
4月初旬
黒鯛、カレイなどの魚類が狙い目。 エビやカニはほとんどいない時期ですが透明度がよく魚の数は多い
5月頃
黒鯛などの魚の他、特にタコが狙い目。 エビやカニが出始めるもののムラあり。カニの大きくて身の詰まった絶品物がでます。
6月頃
本格シーズン入りとなるものの、雨が多く中止になることが多い。大漁の期待できるシーズンです。
7月・8月
安定した天候が続き楽しめる時期ですが水が濁ります。浅瀬しか攻められません。カニのほかにサヨリが水面をにぎやかく泳ぎだします。
9月
濁りが取れ、深みの獲物が探れると、型の大きなものが獲れる。 ただし型はいいものの数は減ってきます。
10月頃
季節風が吹き出す時期です、良い条件の日でないとダメです。
たきや漁は獲物を直接目で見て捕らえるため、いずれにしても無風で濁りの無い条件がお客さんが簡単に獲物をとるための好条件となります。
天候によりかなりムラがありますのでご承知おきください。
いつどんな時に来て頂いたとしても経験を積んだ船頭たちは必要な食材を確保するぐらいはたやすいことです。プロの技を見て楽しんでいただくのもたきやの魅力です。
もちもの
次の3つは持って行くと良いです。
- 飲み物
- 食べ物(軽食)
- 防寒具
あると良いもの
- 調味料
飲み物・食べ物
船が漁場まで移動する間、おつまみを食べたり、アルコール類を飲んだりしながら楽しむ人もいます。
日没後に開始される第一部では、夕飯の時間帯に漁を行うので、おにぎりや総菜などを持ち込んで空腹を満たす人もいます。
ただし、この段階で食べ過ぎると、漁の後で料理を食べるプランの人は料理がお腹に入らなくなるかもしれません。料理は基本的に天ぷらです。
防寒具
防寒具については服装の項目でも書きますが、海上(湖上)は陸地にいるときより体感温度が低いので防寒具が必要になります。時期によります。
調味料
漁が終わった後で料理を食べるプランの場合には、調味料を持って行くと良いかもしれません。
出される料理は、基本的に天ぷらです。
サヨリ、エビ、イカなどが天ぷらになって出てきます。あとは、カニの味噌汁や茹でガニです。
天ぷらにつける調味料は塩と醤油でしたので、その他に使いたい調味料がある場合には、お好みのものを持って行くと良いです。
例えば、天つゆや、大根おろしなどの薬味、マヨネーズなど。
漁中は海上で涼しいとはいえ、時期によっては、傷みやすいものはクーラーボックスなどに入れた方が良いです。
毎年少しずつサービスを充実させているとのことでしたので、今は調味料の種類が増えているかもしれません。
事前に確認すれば、余計な持ち物を減らすことができますね。
服装について
防寒具を1枚持って行くと良いです。
船の上は海上なので、陸での気温は比較になりません。(湖ですが、波がない海と同じだと思った方が良いです。)
乗船前(陸上)で多少暑く感じても、半袖で乗船すると寒くなります。
- 水辺であること
- 日没後であること
- 船が移動する際、風を全身で受けること
このような理由から、夜間になると涼しくなる時期(5~6月初めや9月後半)は、半袖1枚だけで乗船するのは危険です。
命の危険性ではなく、寒くて楽しめない可能性があるということです。
参照
浜名湖 雄踏たきや漁 https://takiyaryou.jp/
【みんなの知識 ちょっと便利帳】天気出現率 – 30年間の気象データを基にした全国各地の天気統計 https://www.benricho.org/weather_ratio/